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温かい湯気が恋しい季節になりました。そこで、美の壺では『風呂』をテーマに取り上げます。
“世界一風呂好き"と言われる日本人。風呂は身体の清潔を保つためだけでなく、一日の疲れを癒すくつろぎのスペースとして大切な場所、ならば、その美しさにもこだわりたいもの。
今回は「木の湯船」「石の湯船」「癒しの空間」としての風呂に着目し、その鑑賞法を紹介する。
木の風呂では、長野県木曽地方の桶職人伊藤今朝雄さんが登場。木材産地の職人ならではの木目へのこだわりを紹介。さらに、風呂に最適、古くなってもその美しさが衰えないという高野槇の湯船の美を京都老舗旅館に見る。
石の風呂は、天然石の濡れた色の風情を楽しむ。人気の温泉旅館のデザイナー松葉啓さんの手がけたさび石の風呂をはじめ、ファン垂涎、幻の青、浅葱色の石「伊豆石」の風呂を伊豆の温泉宿に訪ねる。
さらに、癒しの空間として風呂を楽しむのに欠かせないという「灯り」と「香り」の演出を世界的浴槽デザイナー清水秀男さんに聞く。ジャッキー・チェンをはじめ世界中のセレブに人気の新しいタイプのバスタブをデザインしてきた清水さん。彼の作る美しい風呂には、日本人が古くから愛してやまない「入浴文化」の伝統が潜んでいた。
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